ポケカには対戦相手がいるということ ー 後 編 ー
2021年9月3日 ポケモンカードゲーム長いので時間がない人は3日の日記の最後だけでも見てください。
目次
1.盤面の整理(特にベンチ)
2.特性の使用
3.トレーナーズ使用時にトラッシュするカード
4.技一つで複数体気絶させる技の宣言
1.2.は前日の日記に書いてあります。
本日記では3.4.について書いていきます。
3.トレーナーズ使用時にトラッシュするカード
トラッシュすることで作用するトレーナーズを使う場合、トレーナーズ
とトラッシュするカードを同時に場に出すことが多いです。
この時、使用するトレーナーズの宣言が中途半端だったり、カードを
重ねて処理した場合、相手がカードの確認ができないことがあります。
そもそも論として、トレーナーズの使用は以下の手順で行うのが正しい
と思います。
1)使用するトレーナーズを宣言しカードを出す
2)カード使用時に条件がある場合、条件を宣言する。(追加効果も含む)
この時、条件に
3)カードの効果となる対象を選択する。
4)その後の処理を行う。
例としてマオ&スイレンを使用する場合
1)「マオ&スイレン使います」と発声しカード提示
2)「追加効果使います。コストはこれです」と手札からトラッシュする
2枚のカードを提示
3)対象となるバトル場のポケモンをベンチに下げて、代わりのポケモンを
バトル場に出す。
4)ベンチに下がったポケモンのダメカンを12個撤去する。
この時、時間短縮の観点から1.2.を同時に行っている場合が多いかと
思います。また、相手がカードの効果を理解しているだろうという、思い込み
が処理を同時に行っている要因の一つかと思います。
以上の前段を踏まえて、私が経験したことを具体的に記載すると、
Ⅰ.相手のクイックボール使用時に、手札からカードを2枚重ねて場に出し、
山札を触ろうとしました。
この時、下のカードがクイックボールであると一目では判断できず、発声
も明確でないことから一度プレイを止めて、何のカードを使ったのか、
下のカードは何なのかを確認することになりました。
(上のカードは何だったか覚えてないです)
この事例では、
①発声(宣言)は明確に行わなければならない。
「クイックボールを使います」と明瞭に発声
②カードを一部でも重ねるときは、相手にカードの判別が可能か
どうか気にしなければならない。
「クイボのコストはエネルギーです」「そもそもカードを重ねない」等
③自分の行動を相手が理解していると確認した後に次の行動を起こさな
ければならない。
「相手のリアクションがあるかちゃんと見てから山札に触る」
多くの人は「手でどうぞと行動」したり「どうぞ」と発声する。
ということが学べます。
例ではトラッシュカードが上、クイックボールが下でしたが、クイック
ボールが上、トラッシュカードが下の場合でも、カードが重なっていると
トラッシュするカードが何かわからない状態が発生しますので気を付けま
しょう。
シロナ&カトレアとクイックボールの場合、どちらもトラッシュが1枚です
のでどちらを使ったのか明確に宣言しないと混乱の元となりますね。
Ⅱ.ポケモン通信で戻すポケモンが何かわからない
個人的な経験ではクイボ(昔のミストレ、ハイパーボールなども含む)
以上に止めることが多いカードですかね。
大体の人がポケモンの名前は発声していますが、聞き取れないことがまま
あります。また、発声が明瞭でない人はプレイを急ぐ傾向にあり(個人の
見解です)ポケモン名の発声とともにカードの表は見せてはくれますが、
山札の上で一瞬だけ表にしてすぐに裏に戻すことが多かったです。
また発声においても、ポケモン名まではいうけどVやVMAXまでいう人
は少ないかなって印象です。
ポケモン通信で戻すカードは相手に知らせなければならないカード
ですので、相手がカードを理解したことを確認してから山札に戻しましょう。
4.技一つで複数体気絶させる技の宣言
代表的なところでいうと、れんげきウーラオスVMAXのきょだいれんげき。
少し前に環境にいたカードでいうと、ピカチュウ&ゼクロムの追加エネルギー
付タッグボルトGX。そのほかに、れんげきゴリランダーVMAX、ゼラオラV、
サンダースVMAX、ドラパルトVMAXなどがあります。
これらの技はサイドを3枚以上取って勝ち切る場面で多く使われます。
この時、技の宣言、対象の宣言を同時に行い、相手が複数体気絶することを
理解する前にサイドに手をかける行為を見かけます。
技宣言側からすると、自分の勝利が確定しているため、気が逸っていろいろな
処理を同時に行ってしまうために起こっていることだと思います。
技を受ける側で考えた場合、バトル場のポケモンが気絶するかどうかは常に
意識していると思いますが、バトル場やベンチポケモンが複数倒されることを
常に警戒してプレイできている人はごく少数だと思います。
れんげきウーラオスやドラパルトでは、ダメカン貯めて複数気絶を狙うのが
一般的ですので警戒できる人は多いのですが、カードを隠されていてとどめに
使われると理解が追い付かない人が多数ではないでしょうか。
具体例として、れんげき含みの炎エネ、溶接工軸デッキで、オーロラエネ
は見えているが雷エネは見えず、ゼラオラVも見えていない状況で、前のターン
にれんげきポケモンが技を使い、次のターンで手札からゼラオラVが手張り、
溶接工で起動してサイド4枚以上取られることをプレイ中に想定できますか?
ってことです。
上記の例では環境になかなかいないでしょうし、少し前のピカチュウ&
ゼクロムGX相手に私が予想していなかった負けの話をしたいと思います。
自分のサイド残り5枚。相手のバトル場 ピカゼク エネ2枚、ベンチのライライ
にエネ3枚の状況。場には相手のサンダーマウンテン◇で相手のカプコケコ◇は
使用済みでロストゾーン。
この状況で、こちらはバトル場パルスワンV、ベンチにピカゼク、デデンネほか
次のターンで負けることはないと思いそうでんエネ加速してエンド。
返しのターン、ピカゼク手張り、エレパ1枚、デデチェンジで6ドロー、
タッグスイッチでライライのエネをピカゼクに(ピカゼクエネ5枚)、
エレパ1枚、ボスでピカゼク前に呼ばれる。タッグボルトGXで前ピカゼク、
後デデンネ倒されサイド5枚取り。
一応警戒はできるレベルではあるけど、勝ち宣言されたときはエネの動き、
枚数その他の再確認はしましたよね。
ここで3.でみたように本来のプレイの流れをおさらいしてみましょう。
①使う技の宣言。
②技の対象がバトル場以外になる場合は技の対象を宣言。
③対象にダメージを与える、またはダメカンを載せる効果の場合、
対象のカードの上にダメカンを置く。
※ポケモンのどうぐ、特性などによりダメージ計算に影響がある効果は
ここで計算を行う。
④技によって生じる効果がある場合はその処理を行う。
(ザマゼンタVのアサルトタックルの場合、相手の特殊エネをトラッシュ)
(ウルガモスVのさかまくほのおの場合、エネを山札に戻しシャッフル)
※効果文に【ダメージを与える前に】などの記載がある場合は③の前に
処理を行う。
(はくばバドレックスVMAXのダイランスのエネトラッシュ)
⑤ポケモンに載ったダメカンにより気絶する場合、気絶処理を行う。
⑥気絶する際に働く効果の処理を行う。
(ポケモンのどうぐ:しあわせたまご、燃えるスカーフ、ゴツゴツメット等)
(特性:ハリーセン はれつばり、ゲンガー ダイイングギフト等)
多くの人は①②を同時に、③~⑥をほぼ同時に行っていることが多いかと思い
ます。
これも3.で見たように時間短縮のために行っていることが多く、特にダメー
ジ計算で気絶する場合は③のダメカンを置くことを省略することが非常に多い
です。
バトル場のみの場合は問題になることは少ないですが、複数体にダメージを
与える場合は省略せずにきっちりとダメカンを置き、ダメカンの数が正しいかを
確認したうえで気絶処理を行うのがよろしいかと思います。
書いていて相変わらずの長文で失礼しました。
非常に簡単にまとめると、
1.盤面がぐちゃぐちゃだと、ベンチのポケモン数やついているカードがわから
なくなるので整理整頓し、すべてのカードが判別できるようにしよう。
※カードを重ねるのは整理整頓ではないです。
2.特性を使用する場合は「どのポケモン」が「どの特性」を使うのか、
明確、明瞭に意思表示しましょう。
3.トレーナーズ使用時、特にトラッシュが絡むときは「どのトレーナーズ」を
使い、「どのカードをトラッシュ」するのか、または「どのカードを対象」
とするのかを明確にしましょう。
4.複数体にダメージを与える場合は、気絶処理を省略・簡略化するのではなく
しっかりとダメカンを置いてから処理するようにしましょう。
※バトル場にダメージを与える場合もダメカンを置くのが本来の形です。
これら全ては対戦相手がいるカードゲームにおいて、気持ちよくプレイするため
に重要なことですので、自分本位にならずに、相手がどう思うかを考えましょう
ということが長文で一番言いたかったことになります。
ではレッツエンジョイポケカ。
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