目次

1.この日記を読んでためになる人

2.大型大会に臨む人にはどんな人がいるのか
  ①参加することに意義がある
  ②結果を出すのが最優先

3.大型大会で選択するデッキの分類
  ①初見殺し
  ②いわゆる環境デッキ
  ③自分で考えたデッキ(①ほど明確にはめられるデッキではないもの)

4.どのデッキを選択すべきか
  プレイヤータイプ別のおすすめデッキ

  ①環境考察が完璧
  ②練習もばっちり、デッキ理解度もばっちり、環境考察している
  ③練習量やデッキ理解度に難がある

5.今回のCLの特徴

6.デッキ理解度の雑な話




1.この日記を読んでためになる人
 大型大会に当選したはいいものの、どのデッキを握ろうか悩んでいる人。
環境考察はよく分からないがとりあえず勝ちを目指したい人。脳死で環境デッキ
を握ろうとしている人。などが該当します。

 断っておきますが、明確に「3神ザシアンを握れ」などと具体的にアドバイス
するものではなく、こんな系統のデッキを握ればいいんじゃないという漠然とし
た方向性を示すものになりますのでご了承ください。


2.大型大会に臨む人にはどんな人がいるのか
 大型大会に臨む人には大きく分けて2種類の方がいると思っています。

  ①環境考察などは二の次で、大型大会に参加することに意義がある。
   例:好きなデッキでどこまで戦えるか試してみたい。
     自分の実力がどの程度か試してみたい。 など

   勝ちを目指していないというわけではなく、自分な好きなことでどれだけ
  できるか試してみたいという気持ちが強い人のことですね。


  ②結果を求めることを優先している。
   例:優勝狙い。WCS2021出場狙い(Best4or8)

   人によって程度の差はあるが、環境考察、デッキ選択、デッキ調整、
  プレイ磨き、その他、自分が楽しむより結果をより優先する人のことです。

  ※自分が最大限楽しむ事が勝ちにつながるという考えもありますが、ここで
   の大別として、楽しむ優先か結果優先かに分けさせていただきます。


 今回の日記では①の方は自分のスタンスがすでにあると思いますので、②の
方がどのようなデッキを選択すべきかについて説明していきます。



3.大型大会で選択するデッキの分類

 ①初見殺し
  初見殺しを考えられるならこれ選択してください。
  カエループ、タチフサグマ、モルペコドール、クワガタハザードロック
 LO系などが該当します。
  破壊力は説明するまでもありません。

 ②いわゆる環境デッキ
  現在有力とされている、3神ザシアン、小ズガ、ムゲンダイナほか既存の
 デッキのことを言います。
  環境に合わせて数枚の対策カード差し替えなどもこの分類に含めます。

 ③自分で考えたデッキ
  大分前にNoteに上がっていたモスノウインテレオンなどがこれに該当しま
 す。①の初見殺しに近いものがありますが、初見殺しは基本的にギミック山
 盛りで相手にやりたいことをやらせないデッキになるため、こちらと区別する
 ことにしました。


4.どのデッキを選択すべきか

 ①環境考察が完璧な人
   3.①初見殺しデッキ使えば勝てます。私は天才ではないので、どのよう
  な方がこの分類になるのか不明なため詳しく聞いても返事はできません。

 ②練習もばっちり、デッキ理解度もばっちり、環境考察している
   3.②環境デッキを握ってミラーマッチを制すればいいです。

 ③練習量やデッキ理解度に難がある
   大半の人がここに該当すると思っているのでこの日記を書きました。
 (毎度のことながら前段が長くて申し訳ありません)

  まず、環境デッキを握った場合を説明しますが、環境デッキというだけあり
 デッキの中身は相手がほとんど把握しているといっても過言ではありません。
  こちらの手札が知られているということはそれだけで不利です。このため、
 不利を覆すだけのプレイ精度が求められます。質の高いプレイを行うために、
 デッキへの理解度と練習が必要不可欠となります。
  また、環境デッキを握るということはそれだけミラーマッチ(同デッキ対
 戦)が発生しやすくなります。ミラーマッチは、普通の対戦に比べて、デッキ
 理解度が勝敗に与える影響が非常にでかくなります。
  これらの観点から、練習量とデッキ理解度に難がある方は環境デッキを握っ
 ても安定して勝てるとはいいがたいということがわかります。

  では、どうすればいいのか。答えは簡単で3.③自分で考えたデッキ を
 握ってください。

  自分で考えたデッキなのでデッキの中身は相手にはわかりません。このため
 相手はこちらのデッキについて考える必要があり、場合によってはプレイミス
 を誘うことができます。
  勝ち切るデッキを作るのはなかなか難しいかもしれませんが、ミラーに勝て
 ないデッキを選択するよりはよっぽど可能性があると思います。

  デッキを考える際には環境把握が重要になりますが、初見殺し以外のデッキ
 は巷に溢れていますので、頑張って調べてください。

  デッキを構築する際は、少なくとも現在の環境TOP(Tier1)に勝ち筋があ
 るようにしましょう。


  すごくざっくり現在のデッキ構築を説明すると、

   ①120打点を連打できること → 小ズガほか
   ②マリィ+リセスタの計が4~6 → 小ズガほか
   ③3神をオルジェネ後に倒すか、180アルティメットを耐える
    → 3神系統
   ④エネバウンスか破壊 → 3神系統ほか

  ①~④をすべて満足するのはなかなか難しいので、②③にする。とか
 ①④にする。とかいろいろと選択しがあります。

 ②③で考えたのがタイレーツとかルカメタとか(厳密にはちょっと違うけど)
 タイレーツ https://ncodeu2.diarynote.jp/202009181019124621/
 ルカメタ  https://ncodeu2.diarynote.jp/202009171153085957/
 
 ①④で考えたのがドラパルトVMAX
 https://ncodeu2.diarynote.jp/202008281505497438/

  ここら更に、ムゲンダイナ、雷、ミュウミュウなどとどこまで戦えそうか、
 サイドレースで勝てそうかを考えて詰めていくことになります。



5.今回のCL横浜の特徴

 これまでのCLは1日で予選10戦上位16人が決勝トーナメント進出です。
 大体8勝2敗がボーダーラインでした。(7勝3敗で数名?) 

 今回は2日制で、1日目7戦で上位256人通過、2日目6戦上位16人が決勝トー
ナメント進出です。
 初日通過は4勝3敗から5勝2敗がボーダーライン
 2日目は引き継ぎになるためよくわかりませんが9勝4敗から10勝3敗あたりが
ボーダーでしょうか。

 9勝4敗の場合、オポ上位じゃないと厳しそうなので、実質10勝3敗がひとつ
の目安となりそうです。13戦とこれまでより3戦多く、負けが許される数は
多くなったものの、事故負けやプレイミスによる負けは致命的である状況
は変わっていません。

 決勝は相変わらずBo1の16人(4戦)ですので、ここでの事故も許されません

 今まで以上に安定したデッキを選択する必要がありそうです。



6.デッキ理解度の雑な話

 これまで練習量だのデッキ理解度だの漠然とした話をしてきて、何言ってんの
こいつと思った方はごめんなさい。簡単な例で雑に説明します。


 先1であなたはムゲンダイナデッキです。
 (わかりやすく極端な例にしてますのでご了承ください)

 バトル場:ムゲンダイナV
 手札:悪エネ2枚、回収ネット4枚、クロバットV1枚

 ムゲンダイナに手張りしてクロバットVで1ドローまでは普通だと思います。
 クロバットVでクイックボールを引いてきました。

 手札:悪エ1枚、回収ネット4枚、クイックボール1枚


この時、
①相手のバトル場がクワガノンVだったらどうしますか?
②相手のバトル場が3神だったらどうしますか?
 ※最初のクロバットVを出さないという選択肢もありそうですが、
  出したものとして考えてください。
③相手のバトル場がコケコVだったらどうしますか?
④相手のバトル場がジラーチだったらどうしますか?

ちょっと考えてから下にスクロールしましょう。



















①相手のバトル場がクワガノンVだったら?

  クイックボールで回収ネットを切って、クロバットVを持ってきておくのが
 正解でしょう。
  次のターン、グッズロックをかけられそうなため、ドロー手段を前もって
 確保しておくのがよいと考えられます。


②相手のバトル場が3神だったら?

  クイックボールは温存してそのままターンエンドが正解でしょう。
 3神相手に可能であればクロバットVを複数出したくないため、次のターンの
 1ドローで何を引くかによってクイックボールの使い道を考えたいからです。
 (博士を引いたらクイボで悪エネ切ってジグザグマ+回収連打など)
  また、マリィを使われた際にクイックボールを温存しておいた方がドロー
 につながるカードを引きやすいです。
  山札45枚、ドロー系15枚として、山札の割合を簡単に見ていきます。
   クイボ使わないケース 15/45=33.3%
   クイボ使ったケース  14/44=31.8%
   マリィで流された場合、クイボを使わない方が有利であることがわかり
  ます。マリィを使わなければクイボは使えるわけですから、先にクイボを
  使うメリットはクロバットVを見せてマリィを使わせる動きやジャッジマン
  などに備えるぐらいですが、クイボを使わないメリットを上回るものでは
 ないと考えます。
 (私が3神側ならマリィしかドロソない以外クロバットV見ようがマリィは
  使わないと思う)


③相手のバトル場がコケコVだったら?

  判断は難しいですが、クイボで回収ネットを切ってクロバットVを持ってき
 ていると思います。一番最悪のケースがグッズロックの盤面と考えるため、
 グッズロックに備えた動きをします。②で述べたマリィの際のデメリットは
 あるわけですが、雷相手にマリィを使わせ、展開を遅らせられるならそれは
 それで一つの正解でもあるといえるからです。
  トップドローで博士を引いた場合は裏目に出ますが、デッキに4枚ですので
 諦めます。


④相手のバトル場がジラーチだったら?

  一番難しいですね。クワガノンでジラーチ型は少ないと判断して、クイボは
 温存すると思います。メリットデメリットはこれまで説明してきた通りです。


 このようにクイボを使う使わないの判断は、相手のデッキが何をしてくるか。
自分のデッキで何ができるか。というデッキ理解度によって判断することにな
ります。

 ①ならクワガノンVでグッズロックしてきそう(理解)なので、クイボを先に
使っておこう(判断)。

 ②なら相手のデッキにグッズロックはないだろう(理解)。フリージオがあっ
ても(理解)、オルターを遅らせられるなら御の字(判断)。こちらの動きと
して、クイボ使わない方がドローできる率は高い(理解)。トップドローで
博士やマリィを引いてきたらジグザグマで4点乗せる動きが強い(理解)。
このため、クイボは温存してターンエンドが望ましい(判断)。

 ③ならコケコVならクワガノンでロックの可能性がある(理解)。ピカゼクや
ピカV、パルスワンVで殴りや加速してくる可能性は高い(理解)。ピカゼクで
殴るには要求値が高く(理解)、マリィでは安定して成功しないだろう
(判断)。
ピカVやパルスワンの加速では殴り勝てる可能性がやや高い(理解)。
以上より、一番きついのはグッズロックで動けなくなることなため(理解)、
クイボを先に使うのが望ましい(判断)。

 ④割愛。


 このように、相手のデッキ、自分のデッキへの理解ができないと判断ができま
せん。もちろん正しい理解ができなければ正しい判断ができません。ですので、
デッキ理解度が非常に重要だといえるわけですね。

 例えば上記の例で、ピカVやパルスワンの加速では殴り勝てる可能性がやや
高い(理解)とありますが、マルマインの加速やぶん回してゼラオラGXで加速
するピカVMAXでは速度で負けそうです。(相手デッキへの理解不足)
 そう思うのであれば、トップドローにかけるという選択が正解となるかもし
れません。(クイボ使用は間違った判断)



 環境デッキなどの人の作ったデッキでは、採用理由を1から考えていないため
自分が作ったデッキに比べて理解度が低いことになります。理解度が低いまま
では正しい判断ができないため、自分の作ったデッキを握ってはどうですかと
いう提案になります。



 現在、私自身はコロナでまともな対戦ができていないエアプ勢になりつつあり
ます。このため、記載内容に誤りがある場合がありますのでご容赦いただくと
ともに、コメントでご指摘いただければ幸いです。

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