望遠スコープの解説
2020年9月7日 ポケモンカードゲームまたテクニカルなカードが来ましたね。
ベンチかつV、GX相手限定で+30点します。
今回は望遠スコープを使う際に注意すべき点、どのようなポケモンで採用する
のがよいか考えていきたいと思います。
目次
1.注意すべき点
①ダメージが加点されない技がある
②他の打点アップ手段と併用はできる?
2.どのようなポケモンに採用すべきか
1.注意すべき点
望遠スコープはベンチ限定であるため、げんきのはちまきなどとは異なる
性質をもっており、使用の際には注意が必要です。
①ダメージが加点されない技がある
1)技にダメージが設定されていない場合
ニューラ(SM5【B】)の「こっそりこわす」などの技が該当します。
「こっそりこわす」の対象は場全てとなるため、ベンチも攻撃対象
に選ぶことはできます。
しかし、技そのものにダメージの素点がないため、望遠スコープのみ
の30点を相手に与えることはできません。
2)ダメカンをばらまく効果に上乗せはされない
ミュウのサイコパワーはダメカンをばらまく効果であり、ベンチにダメ
カンをまいた場合でも、ダメージの上乗せはありません。ミュウの場合、
1)による制限とも言えますね。
他にドラパルト/ドラパルトVMAXがいるため1)と分割しました。
ドラパルトの技は前への素点はありますが、ベンチへのダメージはなく、
ダメカンをまく効果となっているため、ダメージ上乗せはないものと推測
されます。
※上乗せされるならぶっ壊れレベルで強いと思います。
まとめると、「ベンチポケモン1匹/全体にも〇〇ダメージ」と記載がない
技には望遠スコープの効果は働かないということです。
2)他の打点アップ手段と併用はできる?
結論から言ってできません。スタンダードレギュレーションにおいて、
望遠スコープ以外の打点アップ手段はバトル場限定となっています。
このため、ベンチへの打点アップは+30が上限と考えて採用を検討する
必要があるといえます。
例:ダンデ、オルタージェネシスGX、ガラルニャイキングなど
必ず、「相手のバトルポケモンへのダメージ」は+〇〇されると記載
※全カードを見直したわけではないため、ほかの手段がある場合はご容赦
ください。
2.どのようなポケモンに採用すべきか
これまで、素点を持った技かつ打点アップは+30が限界ということを
見てきました。
これらのことから、
①素点+30で対象をワンパンできる
②(素点+30)×2で対象をツーパンできる
などのデッキに採用することで、望遠スコープを効果的に使えると考え
られます。
①のワンパンから見ていきます。
V、GXで主に使われるポケモンの最低HPはデデンネGXの160、クロバットV
の180あたりと想定してよいでしょう。
望遠スコープの打点分ー30するとして、ワンパンするための素点は130-150
必要であることがわかります。
130以上の素点持ちは
・ウッウ「スピットシュート」160打点
・レシラム&ゼクロムGX「クロスブレイクGX」170打点
・アーゴヨンGX「ベノムシュート」170打点
・ピカチュウ&ゼクロムGX「タッグボルトGX(追加あり)」170打点
の4体になります。
全員素点で160以上のため、デデンネを対象とした場合、望遠スコープは
不要になりますが、クロバットVを見ることができ、デデンネ+おおきなおま
もりを1枚でケアできると考えれば採用を考慮する余地はありそうです。
特に、環境にムゲンダイナがおり、後ろのクロバットVを倒すという選択肢
が増えるのは良いことでしょう。
例:ピカゼクで対ムゲンダイナ
エレパ1枚フルボルテージでクロバット。
締めに追加タッグボルトGXで前後クロバットや
エレパ1枚で前ムゲンダイナ、後クロバットで締めるなど。
素点を整理しましたが、最大で170のため、+30の200が上限になります。
ザシアンVを倒そうとする場合、+20のさらなる加点が必要となるため、
望遠スコープ使うよりはボスの指令で呼び出すほうが現実的でしょう。
前縛って連打するならそこまで火力もいりませんからね。
アメイジングライコウやアローラペルシアンGXは素点が120であり、+30の
150ではデデンネGXに届きませんが、ジグザグマ、ギラティナ、ホミカなど
採用しやすいギミックでとれるようになるのは大きいかなと思います。
次に②ツーパンケースを見ていきます。
概略は説明しますが、数が多すぎるため、具体的なポケモンやデッキについ
ては個人的に可能性が高いものに限らさせていただきます。
ツーパンする場合、望遠スコープは2回使うことを基本とします。1回使い、
もう1回は素殴りで済むケースもありますが、そこまで組み合わせを考えている
と1万文字は軽く突破しまので……。また望遠スコープを入れるならピンじゃな
く、2枚以上でベンチ確殺するぐらいじゃないと効果薄いという思いもある。
対象は①で見たデデンネGXとクロバットVとします。
2回分の望遠スコープで-60となるため、必要ダメージは(160-60)/2および
(180-60)/2で50~60になります。
素点が60あれば強いということがわかりますね。
素点が60以上で優秀なポケモンを探していくと、
インテレオンVMAX:前160後60
モクロー:後60、とりつかいでエネ0
ジュナイパー:前80後80(後ろはダメカン乗っている必要あり)
バスラオ:後20-80
ニャスパー:後ダメカン×20
あたりでしょうか。
特にインテレオンVMAXは場持ちもよく、進化前の狙い撃ち40+30、進化後の
ダイバレット60+30の合計160でデデンネを倒せるなど想像以上に器用な動きが
できます。(その分難易度は高そうです)
素点50は
ゲノセクト:自由に50
デンジュラ:自由に50
ウォシュロトム:後50(ロトモーターでエネ0)
辺りでしょうか。
その他、みつりんジュナイパーの打点アップやエビサワカポに使うなど
2パン目指さないデッキでの採用も考えられそうです。
また、バラマキデッキの場合、複数のポケモンへダメージ上乗せがされるため
デデンネやクロバットを多投するミュウミュウやピカゼク系統への回答として
はありかもしれません。(3神には殺されそうですけど……)
その他の雑談として、バルキーの特性によるダメージや、マッギョやギラティナ
に代表される自分のベンチポケモンへのダメージには上乗せされませんのでご
注意ください。
ベンチかつV、GX相手限定で+30点します。
今回は望遠スコープを使う際に注意すべき点、どのようなポケモンで採用する
のがよいか考えていきたいと思います。
目次
1.注意すべき点
①ダメージが加点されない技がある
②他の打点アップ手段と併用はできる?
公式から裁定が出ているわけでなく、あくまでも類似例から推測したものに
なります。このため、本来と異なる解釈となる可能性があります。
2.どのようなポケモンに採用すべきか
1.注意すべき点
望遠スコープはベンチ限定であるため、げんきのはちまきなどとは異なる
性質をもっており、使用の際には注意が必要です。
①ダメージが加点されない技がある
1)技にダメージが設定されていない場合
ニューラ(SM5【B】)の「こっそりこわす」などの技が該当します。
「こっそりこわす」の対象は場全てとなるため、ベンチも攻撃対象
に選ぶことはできます。
しかし、技そのものにダメージの素点がないため、望遠スコープのみ
の30点を相手に与えることはできません。
類似裁定
Q:ポケモンのどうぐ「げんきのハチマキ」がついているビカチュウのワザ
「じゅうでん」を使ったとき、相手のバトルポケモンに、「10」ダメージ
を与えることはできますか?
いいえ、できません。
A:ワザに基本となるダメージがない場合、ポケモンのどうぐ「げんきのハチ
マキ」の効果ははたらきません。
2)ダメカンをばらまく効果に上乗せはされない
ミュウのサイコパワーはダメカンをばらまく効果であり、ベンチにダメ
カンをまいた場合でも、ダメージの上乗せはありません。ミュウの場合、
1)による制限とも言えますね。
他にドラパルト/ドラパルトVMAXがいるため1)と分割しました。
ドラパルトの技は前への素点はありますが、ベンチへのダメージはなく、
ダメカンをまく効果となっているため、ダメージ上乗せはないものと推測
されます。
※上乗せされるならぶっ壊れレベルで強いと思います。
類似裁定
Q:ポケモンのどうぐ「げんきのハチマキ」がついているミュウのワザ「サイコ
パワー」を使って、相手のバトルポケモンにダメカンをのせる場合、ポケモ
ンのどうぐ「げんきのハチマキ」の効果で、ワザのダメージを「+10」する
ことはできますか?
A:いいえ、できません。
まとめると、「ベンチポケモン1匹/全体にも〇〇ダメージ」と記載がない
技には望遠スコープの効果は働かないということです。
2)他の打点アップ手段と併用はできる?
結論から言ってできません。スタンダードレギュレーションにおいて、
望遠スコープ以外の打点アップ手段はバトル場限定となっています。
このため、ベンチへの打点アップは+30が上限と考えて採用を検討する
必要があるといえます。
例:ダンデ、オルタージェネシスGX、ガラルニャイキングなど
必ず、「相手のバトルポケモンへのダメージ」は+〇〇されると記載
※全カードを見直したわけではないため、ほかの手段がある場合はご容赦
ください。
2.どのようなポケモンに採用すべきか
これまで、素点を持った技かつ打点アップは+30が限界ということを
見てきました。
これらのことから、
①素点+30で対象をワンパンできる
②(素点+30)×2で対象をツーパンできる
などのデッキに採用することで、望遠スコープを効果的に使えると考え
られます。
①のワンパンから見ていきます。
V、GXで主に使われるポケモンの最低HPはデデンネGXの160、クロバットV
の180あたりと想定してよいでしょう。
望遠スコープの打点分ー30するとして、ワンパンするための素点は130-150
必要であることがわかります。
130以上の素点持ちは
・ウッウ「スピットシュート」160打点
・レシラム&ゼクロムGX「クロスブレイクGX」170打点
・アーゴヨンGX「ベノムシュート」170打点
・ピカチュウ&ゼクロムGX「タッグボルトGX(追加あり)」170打点
の4体になります。
全員素点で160以上のため、デデンネを対象とした場合、望遠スコープは
不要になりますが、クロバットVを見ることができ、デデンネ+おおきなおま
もりを1枚でケアできると考えれば採用を考慮する余地はありそうです。
特に、環境にムゲンダイナがおり、後ろのクロバットVを倒すという選択肢
が増えるのは良いことでしょう。
例:ピカゼクで対ムゲンダイナ
エレパ1枚フルボルテージでクロバット。
締めに追加タッグボルトGXで前後クロバットや
エレパ1枚で前ムゲンダイナ、後クロバットで締めるなど。
素点を整理しましたが、最大で170のため、+30の200が上限になります。
ザシアンVを倒そうとする場合、+20のさらなる加点が必要となるため、
望遠スコープ使うよりはボスの指令で呼び出すほうが現実的でしょう。
前縛って連打するならそこまで火力もいりませんからね。
アメイジングライコウやアローラペルシアンGXは素点が120であり、+30の
150ではデデンネGXに届きませんが、ジグザグマ、ギラティナ、ホミカなど
採用しやすいギミックでとれるようになるのは大きいかなと思います。
次に②ツーパンケースを見ていきます。
概略は説明しますが、数が多すぎるため、具体的なポケモンやデッキについ
ては個人的に可能性が高いものに限らさせていただきます。
ツーパンする場合、望遠スコープは2回使うことを基本とします。1回使い、
もう1回は素殴りで済むケースもありますが、そこまで組み合わせを考えている
と1万文字は軽く突破しまので……。また望遠スコープを入れるならピンじゃな
く、2枚以上でベンチ確殺するぐらいじゃないと効果薄いという思いもある。
対象は①で見たデデンネGXとクロバットVとします。
2回分の望遠スコープで-60となるため、必要ダメージは(160-60)/2および
(180-60)/2で50~60になります。
素点が60あれば強いということがわかりますね。
素点が60以上で優秀なポケモンを探していくと、
インテレオンVMAX:前160後60
モクロー:後60、とりつかいでエネ0
ジュナイパー:前80後80(後ろはダメカン乗っている必要あり)
バスラオ:後20-80
ニャスパー:後ダメカン×20
あたりでしょうか。
特にインテレオンVMAXは場持ちもよく、進化前の狙い撃ち40+30、進化後の
ダイバレット60+30の合計160でデデンネを倒せるなど想像以上に器用な動きが
できます。(その分難易度は高そうです)
素点50は
ゲノセクト:自由に50
デンジュラ:自由に50
ウォシュロトム:後50(ロトモーターでエネ0)
辺りでしょうか。
その他、みつりんジュナイパーの打点アップやエビサワカポに使うなど
2パン目指さないデッキでの採用も考えられそうです。
また、バラマキデッキの場合、複数のポケモンへダメージ上乗せがされるため
デデンネやクロバットを多投するミュウミュウやピカゼク系統への回答として
はありかもしれません。(3神には殺されそうですけど……)
その他の雑談として、バルキーの特性によるダメージや、マッギョやギラティナ
に代表される自分のベンチポケモンへのダメージには上乗せされませんのでご
注意ください。
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